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【アロマワックスサシェ制作tips #2】ワックスのひび割れ防止

私がハンドメイド活動をする中で学んだことをまとめたtips記事です。

アロマワックスサシェ製作者向けの内容です。
綺麗に飾り付けをして、完成を楽しみに待って、固まった頃に見てみたら、、、ヒビが入ってた!
ということがあったので、ひび割れを防止するための簡単な工夫を紹介します。

少しでもお役に立てば幸いです。

ヒビが入ってしまった時の状況

まず、以前のtips記事にも書きましたが、私はソイワックス6:ミツロウ4の配合でアロマワックスサシェを作ってます。
(ちなみにソイワックスはソフトタイプを使用)
これまでいくつもサシェを作ってきましたが、ヒビが入ったのは初めてでした。

ひび割れ初体験の日、季節は冬
制作していたデザインはこちら。

クリスマスデザインのアロマワックスサシェ。
(この画像はヒビが入ることなく綺麗にできたものです)

私はいつも、最初から全量のワックスを流し込むのではなく、2回に分けて流し込んでいます。
先に0.5~1cmほどの厚さになるように流し込み、ある程度固まったら残りのワックスを流し込み、飾り付けをします。
今回も同様の手順で作りました。

そしてそのまま作業台の上に放置して、固まるのを待ちました。

翌朝見てみると、金色のスターアニスの左側から、ワックスの左側面を通って裏面の半分ほどまでヒビが入っていたのです。。。

ひび割れの原因

さて、なぜヒビが入ってしまったのか原因を考えます。

原因①ワックス収縮率とデザインの相性

ワックスには「収縮率」というものがあります。
ワックスを液状に溶かしたものを型に流し込んで固めますが、固まるうちに少しずつ縮んでいきます。
このときの縮みやすさが収縮率です

ソイワックスは約2~3%、ミツロウは約5~7%ほどの収縮率をもつワックスです。
パラフィンワックスはさらに収縮率が高く、約10~20%ほど。

キャンドルやアロマワックスサシェを綺麗に制作するために、この収縮率を理解する必要があります

前述のとおり、私はソイワックス6:ミツロウ4の組み合わせで制作していますが、これまでにヒビが入ったことはありませんでした。

ではなぜ今回はダメだったのか?
それがデザインとの相性です。

このデザインではスターアニスという硬い素材を装飾に使用しています。写真の金色のお星さまです。
ドライフラワーなどのやわらかい素材は、ワックスとうまく馴染んで縮んでくれるため、基本的にヒビが入ることはありません
しかし、スターアニスやシナモン、木の実などの硬い素材の場合、素材は縮まないけどワックスは縮むという状況になるわけです。

例えば、
ふわふわのぬいぐるみに、前開きのシャツを着せてあげるとしましょう。
シャツが少し小さくて、ぐいっと引っ張らないと前のボタンが締まりません。
でも、ぬいぐるみも一緒に縮んでくれるので、何とかボタンを締めることができますね。

では、今度はフィギュアに前開きのシャツを着せるとしましょう。
同様にシャツが小さくて、引っ張らないといけません。
でも、フィギュアは硬いので、引っ張るとシャツが破れてしまいますね。

この例のぬいぐるみやフィギュアが装飾の素材、シャツがワックスだと考えてください。
素材が硬いとワックスとうまく馴染まず、ひび割れの原因となるのです。

原因②温度への配慮が足りなかった

キャンドルやアロマワックスサシェを作る際、上記のワックスの収縮率を理解したうえで、さらに考慮する必要があること。
それが「温度」です。

「温度」と一言で言っても、

  • 注ぐワックスの温度
  • 容器や型の温度
  • 室温

など、制作に関係するすべての温度を考慮しなければなりません。

前述のとおり、ワックスは固まると縮む特性があります。
温度差が大きいほど縮むスピードは速くなり、ひび割れの原因となるのです

例えば湯煎から外したばかりの熱いワックスをそのまま型に流し込んで、冷蔵庫に入れたりなんかすると、
異常なスピードで縮むのでヒビが入る可能性が超高いです。

私は、ワックスを注ぐ前に冷ましたり、あらかじめ型を温めておいたり、サシェに関する温度は気にしていました。
しかし、「室温」に対しての配慮が足りず、さらに季節が冬だったこともあり、固まる際の温度差が大きかったのでしょう。

ひび割れ防止策

上記の原因を理解し、ひび割れ防止策を練りました。

使用するワックスはそのままで、簡単に取り組める防止策です。
私が以前から取り入れていることも含めて紹介します。

防止策①ワックスを冷ましてから注ぐ

前述のとおり、ワックスは固まると縮む特性があり、ひび割れ防止のためには注ぐ前と注いだ後の温度差を小さくすることが重要です。
そのため、ワックスを湯煎から外してすぐ型に注ぐのではなく、いったん冷ましましょう

ワックスが完全に溶けたら湯煎から外して、温度計でぐるぐる混ぜながら様子を見てください。
混ぜるのはワックス全体の温度を均一にするためです。
私と同じソイワックス×ミツロウの組み合わせの場合、60℃を切ったら型に注ぎましょう。
ちなみにアロマオイルは、湯煎から外したタイミングで入れると良いです。

温度計が無い場合は、湯煎から外したらゴムべらや竹串などでぐるぐる混ぜてください。
ワックスのまわりが固まりそうな頃が、型に注ぐタイミングです。

これはアロマワックスサシェだけでなく、キャンドルづくりにも同様のことが言えます。

防止策②型を温めておく

前述のとおり、ひび割れ防止のためには注ぐ前と注いだ後の温度差を小さくすることが重要です。
そのため、ワックスの温度だけでなく、型や容器の温度にも気を配る必要があります。

ワックスを注ぐ前に、あらかじめ型や容器を温めておくことで、注いだ後の温度差を小さくすることができます
ゆっくりと温度が下がっていくことで、固まるスピードもゆっくりになり、ひび割れ防止になります。

キャンドルづくりも同様です。

防止策③ワックスを2回に分けて注ぐ

ワックスは一度に全量注ぐのではなく、2回に分けて注いでいきます

なぜ2回に分けるかというと、しっかりとベースの部分を作るためです。
装飾などが何も無いベースの部分を作ることで、強度が増してヒビ割れや歪みの防止になります。
装飾が底に沈むのも、ある程度防ぐことができます。

1回目は、半分から3分の2程度のワックスを注ぎます。
1回目のワックスが固まったら残りのワックスを注ぎ、隅に薄膜が張ってきたタイミングでお花などの装飾を仕上げていきます。

ポイントは1回目のワックスの収縮が始まる前に、2回目を注ぐことです。
収縮が始まると、ワックスと型との間に隙間ができて、2回目を注いだ時に側面や裏面にワックスが流れ込み、仕上がりが汚くなってしまいます。

エンボスヒーターを使える場合でも、2回に分けて注ぐのがおすすめです。

防止策④収縮前にプチプチで包む

これはこの件があってから取り入れた策です。

装飾まで完成したら、あとは待つだけ。1日程度放置して、収縮しきるのを待ちます。
室温が20℃以上なら何も気にしなくて大丈夫です。夏場はそのまま放置で問題ありません。

しかし寒い日は、前述のとおりワックスを注ぐ前と後の温度差が大きくなってしまい、ひび割れしやすくなります
そのため、寒い日は放置するにも工夫が必要です。

アロマワックスサシェが完成したら、3~5分ほど放置して、ある程度固まるのを待ちます。
動かしても大丈夫なことを確認して、ワックスの収縮が始まる前に、型のまま緩衝材(プチプチ)で包みましょう
そのまま1日放置します。

たくさんの気泡があるプチプチには、断熱効果があります。空気は熱を伝えにくいんです。
夏の暑さや冬の寒さを防ぐために、窓に貼ると良いってよく言われていますね。
プチプチで包むことで冷気から守ってくれるので、ワックスがゆっくりと収縮していき、ひび割れ防止になります

この策は超単純なのに効果てきめんで、一度もひび割れしてないです。ぜひ取り入れてみてください。

※暖房つけっぱなしのリッチなおうちなら、、、必要なさそうです。

まとめ

今回はアロマワックスサシェ制作時のひび割れについて、経験を交えて書きました。
紹介した防止策はどれも簡単にできることなので、ぜひ取り入れてみてください。

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